かつて水泳の技術習得といえば、テレビの『NHKスポーツ教室(水泳)』を録画して繰り返し見たり、プールサイドで水泳教則・ハウツー本をめくったりするのが定番だった。現在ではNHKプラスによる見逃し配信はもちろん、YouTube上で世界中のコーチや元トップ選手が高画質な水中スロー映像を交えてドリルを解説している。
さらにNetflixなどのドキュメンタリー番組では、一流アスリートの過酷なトレーニングや骨格に合わせたフォーム構築の舞台裏が克明に描かれるようになった。かつてはトップコーチ陣の秘伝とされていた高度な身体操作理論が、今やスマートフォン1つで手に入る。情報環境の劇的な変化が、一般スイマーの技術探求をかつてないスピードで後押ししている。