言語としての定着度を象徴するのが、自由国民社が運営するユーキャン新語・流行語大賞へのノミネートだ。一時の若者ブームにとどまらず、辞書やメディアが無視できない社会的な言葉として認知された証左である。
言語学者・金田一秀穂氏は、現代人がこのフレーズを多用する心理背景として「自己防衛的コミュニケーション」を挙げる。「絶対に行ける」と断言して失敗した際のリスクを回避しつつ、「ダメかもしれないが望みはある」という曖昧な領域を残す表現スタイルが、対人関係での摩擦を避けたい現代人の感覚にマッチした。不確実な時代において、期待と自己保全を同時に叶える便利なバッファーとして機能しているのだ。