100均クラフトの定番といえば長年「すのこ」が王座に君臨してきた。しかし現在、多くのクリエイターが木製パレットへと舵を切っている。その理由は、立体的な構造美と耐荷重の差にある。
すのこは平面的で板が薄く、重量物を乗せるとたわみやすい。対してパレットは、上下のデッキボードを角材のブロックで連結した立体構造を持つ。この中央の空洞部分が、絶妙な「隙間収納」や「引っ掛けフック」としての機能を自然に生み出す。物流現場のヘビーデューティーな記号性をそのまま部屋へ持ち込めるインダストリアルな佇まいは、従来のすのこ工作では到達できなかった洗練された陰影を壁面に刻む。