アニメ制作業界のトップランナーとして君臨するufotableのクリエイティブは、今作においても留まることを知らない。風の呼吸が巻き起こす鋭利な突風の軌跡と、水の呼吸が流麗に描くしなやかな水流。対照的なエフェクトが画面上で複雑に交錯する戦闘シーンは、観客の視覚を圧倒する。
ufotableが追求するのは単なる派手なアニメーションではない。戦闘中の実弥の激越な視線、義勇の静謐な眼光、一瞬の目配せで意図を読み取る細やかな作画表現。キャラクターの感情の機微をカメラワークと色彩設計で描き出すその技術力は、二人の背負ったドラマの重みを極限まで引き立てている。