手軽で安全に見える大根はちみつですが、知っておかないと重大な事故やトラブルにつながる盲点がいくつか存在します。
【最重要警告】1歳未満の乳児には絶対に与えてはいけない
最も厳格に守らなければならないのが、1歳未満の乳幼児への投与禁止です。はちみつには自然界に存在する「ボツリヌス菌の芽胞(がほう)」が混入している可能性があります。腸内環境が未発達な1歳未満の乳児が摂取すると、腸内で菌が増殖して毒素を出し、便秘や筋力低下、呼吸困難などを引き起こす「乳児ボツリヌス症」を発症する危険があります。厚生労働省も強く注意喚起を行っており、微量であっても絶対に与えてはなりません。
【保存期間の誤解】常温放置はNG、冷蔵保存で約1週間
「はちみつは腐らないから長持ちする」と誤解されがちですが、大根はちみつは大根から大量の水分が溶け出しているため、はちみつ本来の防腐力は低下しています。常温で何日も放置すると発酵して酸味が出たり、カビが生えたりする原因になります。
エキスが出切ったら大根を取り除き、冷蔵庫で保存して約1週間を目安に使い切るのが鉄則です。
【即効性の誤解】万能薬ではなく「初期ケア・粘膜保護」
大根はちみつを飲めばウイルスが完全に死滅するわけではありません。激しい扁桃腺の腫れ、38℃以上の高熱、唾液を飲み込むのも困難な激痛がある場合は、細菌感染(溶連菌など)の疑いがあります。民間療法だけに頼って受診を遅らせることのないよう、症状が重い場合は速やかに耳鼻咽喉科や内科を受診してください。