Hey! Say! JUMPの歴史を語る上で欠かせないのが、中島裕翔と山田涼介のエピソードです。結成当初、センターに立っていた中島裕翔から、ドラマや楽曲での人気急上昇に伴い山田涼介へとセンターが交代した出来事は、ファンの間でも広く知られています。
当時まだ10代半ばだった2人にとって、このポジション変更は過酷な現実でした。中島裕翔自身、当時の心境について「悔しさや戸惑いで山田と目すら合わせられない時期があった」と後にテレビ番組や手記で赤裸々に告白しています。一方で、背負う重圧に押しつぶされそうになっていた山田涼介との間には、思春期特有の複雑な距離感が生まれました。
しかし、この葛藤こそが中島裕翔を「ただのアイドル」から「唯一無二のマルチプレイヤー」へと成長させる契機となりました。自らの武器を模索する中でドラムの猛特訓を開始し、カメラや語学を磨き、演技の道を突き詰めていきました。時を経て20代を迎える頃には互いの苦悩を理解し合い、深い対話を経て確固たる信頼関係を再構築。「やまゆと」の愛称で親しまれるコンビネーションは、グループの最大の強みとなっています。
ファンの間で行われるHey! Say! JUMPのメンバー人気順やポジション論争においても、王道アイドルとして前面に立つ山田涼介と、表現の奥行きとスタイリッシュさを支える中島裕翔という対比は、グループのバランスを完璧に保つ両輪として高く評価されています。