1989年の『仮面ライダーBLACK RX』終了後、長きにわたるTVシリーズの休止期間を経て、2000年に満を持して放送を開始したのが仮面ライダークウガだ。オダギリジョー主演の本作は、警察組織とのリアルな連携や未知の生命体「未確認生命体」の恐怖をドキュメンタリータッチで描き、大人の鑑賞に堪えるサスペンスドラマとして一大ムーブメントを巻き起こした。
クウガの成功により、平成ライダーは従来の特撮ヒーローの枠組みを次々と打破していく。カードバトル要素を取り入れた『龍騎』、緻密なSFミステリー『555』、タイムトラベルと電車を融合させた『電王』など、作品ごとに全く異なる世界観を提示。バンダイのギミック玩具と連続ドラマ性の融合は、平成期を通じてシリーズを国民的コンテンツへと押し上げた。