誰もが口ずさめる名曲「Diamonds(ダイアモンド)」や、失恋ソングの代名詞である「M」。これらの楽曲が生まれた背景には、若さゆえの純粋な葛藤と圧倒的な熱量があった。特に「M」は、メンバーの実際の失恋体験をもとに作られたエピソードが有名だが、奥居香が乗せた切なくも力強いメロディが、その傷心を普遍的な芸術へと昇華させた。
寝る間も惜しんで曲作りに没頭し、ツアーに明け暮れる日々。喉をからしながらも歌い続けた彼女のボーカルは、単に技術的に優れているだけでなく、聴き手の心に直接突き刺さるエモーションに満ちていた。あの声があったからこそ、彼女たちの歌は時代を超えて生き続けている。