テレビ局や映画制作会社の側でも、かつて存在したとされる「学会系タレントへの配慮」や、逆に「敬遠する動き」といったバイアスは薄れつつある。現場が求めているのは、純粋に作品のクオリティを高められる実力派だ。
「特定の事務所やグループに対する忖度が崩壊したのと同様に、宗教的なバックグラウンドを理由にキャスティングを左右する余裕は今の制作現場にはない」と民放キー局のプロデューサーは語る。良くも悪くも、実力主義の波がすべてを押し流した形だ。これにより、芸術部に所属するタレントたちも、純粋な演技力やパフォーマンスで勝負せざるを得ない状況に置かれている。