「コーギーには最初から尻尾がない」と思い込んでいる人は意外と多い。しかし、これは明確な誤解だ。確かに、遺伝的に生まれつき尻尾が短い「ナチュラル・ボブテイル」と呼ばれる個体も存在する。しかし、ペットショップや街で見かけるコーギーの大多数は、生後数日のうちに尻尾を切り落とされている。
この処置は通常、生後3日〜5日前後に行われる。この時期の子犬は神経の発達が未熟で「痛みを感じない」と説明されることもあるが、近年の獣医学では、子犬であっても明確に痛みを感じ、そのストレスが脳の発達に影響を与える可能性があると指摘されている。麻酔なしでハサミで切り落とす、あるいはゴムリングで血流を止めて壊死させるという手法は、文字通り痛みを伴う外科手術なのだ。