プライム帯の法廷サスペンスドラマといえば、それまでは重厚でクラシカルなオーケストラサウンドや定番のバラードが添えられることが多かった。しかし、日本テレビの制作チームがあえてミクスチャーロックを軸とする独自の音楽性を持った新進気鋭のバンドを抜擢した決断は、テレビドラマ業界における大きなターニングポイントとなった。
緊迫する法廷劇と、鋭い感性で構築された現代J-POPのサウンドデザインが衝突することで、従来のドラマファンにとどまらず音楽シーンの最前線を追う若い世代をも巻き込む大波を生み出した。ドラマの提示するテーマが音楽の深みを増し、音楽の熱量がドラマの余韻を広げる理想的な循環がここに完成したのである。