慶應義塾大学文学部西洋史学科を卒業後、TBSの報道番組『情報デスクToday』や『筑紫哲也 NEWS23』のキャスターを務めたことで知名度を高めた阿川佐和子さん。その後、テレビ朝日系『ビートたけしのTVタックル』の進行役として、個性豊かな論客たちを巧みにさばく手腕で確固たる地位を築きました。
文筆家としての転機となったのが、2012年に刊行された新書『聞く力 心をひらく35のヒント』です。累計発行部数170万部を超える大ベストセラーとなり、相手の警戒心を解くインタビュー術やコミュニケーションの本質をわかりやすく解説した名著として、今なお読み継がれています。
阿川さんのエッセイを読むなら、以下の作品が特におすすめです。
- 『残るは食欲』シリーズ:阿川さんの真骨頂である軽妙な食と日常の記録。読めば元気が湧くユーモアの宝庫。
- 『母の味、だれの味』:家族の食卓の記憶と介護の日々を温かい視点で綴った名作。
- 『老人初心者の覚悟』:70代を迎えた自らの老いや暮らしの変化を、率直かつ痛快に語り下ろした一冊。