関係者の口は固い。だが、水面下で動く巨大な資本の波は隠しきれなくなっている。計画書によれば、駅前に広がる老朽化した敷地を集約し、地上数十層におよぶ複合型商業モールの建設が検討されているという。巨大なショッピングエリアだけでなく、地域のコミュニティ機能を飲み込んだ革新的な施策だ。
「既存の商店街との共存が最大のテーマだ」。ある開発関係者は周囲を警戒しながら語った。地元住民からは期待と困惑が入り交じる声が上がる。これまで大手メディアが一切報じてこなかったこの巨大プロジェクト。背後には、ディベロッパーと地権者による数年越しの執念深い交渉が存在した。