名手・大石静が手掛けたストーリー展開は、スリリングなサスペンス要素と濃密な人間ドラマが見事な調和を保っている。過激な報道合戦の裏側に隠された倫理的な葛藤や、メディアに関わる者たちの業が容赦ないリアリティをもって描き出された。
毎話登場するスキャンダルの裏には、当事者たちの切実な背景が存在する。ケイトは記者としてペンを握り、真実を暴くことの暴力的側面に向き合いながらも立ち止まらない。知らなくていいコトを知ってしまう苦しみと、それでも真実を明かさずにはいられないジャーナリズムの精神が葛藤する様は、視聴者の倫理観を激しく揺さぶる。