2019年の現役引退、そして二軍監督やヘッドコーチを経ての一軍監督就任。この大きな転換期において、阿部監督が迷った時に背中を押したのは、やはり妻の一言でした。「あなたが決めた道なら、私たちはどこまでもついていく」というシンプルながらも力強い言葉が、どれほど指揮官の救いになったかは想像に難くありません。
キャッチャーというポジションは、常に周囲に気を配り、全体を俯瞰する目が必要です。それは監督業にも通じますが、その分、本人の孤独感は深まります。誰も信じられないような極限状態の中で、唯一無二の理解者として寄り添い続ける妻の存在は、戦術や技術論を超えた最大の精神安定剤となっています。