見た目は似ていても、その生い立ちは180度異なる。キッチンペーパーの多くは、純粋なバージンパルプ100%で作られている。食品に直接触れることを前提としているため、漂白工程にも厳しい安全基準が設けられており、ふんわりとした厚みを持たせるための「エンボス加工(凹凸)」が施されているのが特徴だ。空気を抱き込むような構造が、抜群の吸水力と吸油力を生み出している。
一方で、ペーパータオルの主原料は再生紙(古紙パルプ)であることが多い。もちろんバージンパルプ製のものもあるが、基本的には手洗いの後の水分を素早く拭き取る、あるいはオフィスの掃除に使うといった「タフな作業」を想定して設計されている。そのため、繊維が密でシート自体が硬く、破れにくいのが特徴だ。