ドラマ『ノーサイド・ゲーム』が他のスポーツドラマと一線を画していた最大の要因は、「本物のラガーマンたちによる一切妥協のない肉弾戦」にありました。浜畑役の廣瀬氏をはじめ、トキワ自動車アストロズのメンバーには驚くべき実力派が集結していました。
元日本代表の天野義久氏や、元トヨタ自動車ヴェルブリッツの佳久耀氏、強豪校ラグビー部出身の落語家・林家たま平氏、アメリカンフットボールのトップ選手として活躍したコージ・トクダ氏など、肉体とアスリート精神を兼ね備えた猛者たちがスタメン・リザーブを固めました。
CGや吹き替えに頼らない、骨と骨がぶつかり合う鈍い衝突音、泥にまみれた本物の息遣いが画面全体に充満していました。演技未経験だった廣瀬氏の無骨ながらも心の芯に直接届く台詞回しは高く評価され、第23回日刊スポーツ・ドラマグランプリの助演男優賞に輝くなど、ドラマ界にも強烈な爪痕を残しました。