物語のラスト、天寿を全うするまでエレンが眠る丘の木に通い続けたミカサ。その傍らには、彼女を静かに支える男性と小さな子供の姿がありました。顔こそ明瞭には描かれていないものの、この後ろ姿の男性がジャンであると考える根拠は作中に数多く存在します。
最も説得力を持つのが、男性の背格好やトレードマークであるセンター分けの髪型、そしてハットとスーツの着こなしです。第104期訓練兵団時代から成長したジャンの容姿そのものであり、スラリとした高身長なシルエットは他の同期メンバー(アルミンやコニーなど)とは明らかに異なります。
また、パラディ島と外界を繋ぐ和平交渉の大使としてスーツをビシッと着こなしていたジャンの姿とも自然に重なります。諫山創先生が読者に意図的なミスリードを仕掛ける理由が物語構造上見当たらないことからも、作画上の特徴はジャン本人を強く指し示しています。