ヒラメ刺身で急増する食中毒!寄生虫クドアの感染リスクと防ぐ技

ヒラメ刺身で急増する食中毒!寄生虫クドアの感染リスクと防ぐ技

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刺身や握り寿司を食べた後、数時間で急激な嘔吐や下痢に襲われる。そんな症例の背景に存在するのが、粘液胞子虫と呼ばれる寄生虫の一種「クドア」だ。アニサキスのように強い胃痛を引き起こしたり胃壁に穿孔したりする症状とは異なり、主に消化管粘膜の細胞に短時間作用して一過性の消化器症状を引き起こすのが特徴だ。

潜伏期間は短く、食後2時間から8時間程度で発症する。激しい水様性下痢や吐き気が中心となるが、幸いなことに症状は比較的軽度で推移し、多くは数時間から1日程度で快方に向かう。死亡例や重症化する報告は極めて稀だが、予期せぬ激痛と排泄障害に直面する患者のショックは決して小さくない。

問題は、ヒラメの筋肉組織内に寄生しているため、切り身を見ただけでは汚染の有無を判別できない点だ。外見も味も何ら変わらない新鮮な刺身が、一転して体調不良の引き金となる。この見えにくさこそが、感染リスクを押し上げている最大の要因となっている。

吉田 誠
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吉田 誠

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