移転によって生じる医療の空白を埋める中核として位置づけられたのが、一般社団法人安佐医師会が運営する安佐医師会病院の跡地への移転新築です。高度医療や救命救急を担う北部医療センターと役割を分担し、安佐医師会病院は回復期リハビリテーションや地域包括ケア、慢性期医療を中心とした地域密着型の病院として再構築されます。
この再編により、急性期治療を終えた患者の受け皿機能が確保されるとともに、近隣住民が身近に通える入院・外来機能が維持される形となりました。跡地の医療・福祉ゾーンには、医師会病院に加えて訪問看護ステーションや通所系介護施設などの福祉関連設備も一体的に配置される見通しです。
高度急性期を担う北部医療センター、回復期・地域医療を支える新たな安佐医師会病院、そして日常の初期診療をカバーする医療モールという、3層構造の医療ネットワークが可部地区全体に構築されつつあります。