多部未華子さんの顔の変化を正しく理解するためには、これまでの出演作品ごとのビジュアルの歩みを時系列で振り返るのが確実です。
2005年の映画『HINOKIO』や2007年のドラマ『山田太郎ものがたり』など、デビュー当時の写真では、どこかあどけなさが残る素朴な黒髪ショートやナチュラルな黒髪ロングが印象的でした。当時はあえて作り込まない「等身大の素朴な少女」としての役柄が多く、ベースメイクもマットで眉も自眉をそのまま活かした直線的な形でした。
2010年代に入り『君に届け』や『ピース オブ ケイク』に出演する20代中盤になると、輪郭のふっくら感が徐々に引き締まり、シャープな大人の顔立ちへと移行していきます。そして30代を迎えて以降は、肌のツヤ感やヘアスタイルのバリエーションが格段に広がり、従来の「クールで個性的な顔立ち」から「上品で華やかな愛され顔」へと見事なグラデーションを描きながら進化を遂げています。