結論から明かそう。祇園祭でいわゆる「露店・屋台」が公認で盛大に出店されるのは、前祭 宵山の期間にあたる7月15日(火)と7月16日(水)のわずか2日間のみだ。7月14日の宵々々山でも一部の店舗が準備がてら営業を始めるケースはあるが、歩行者天国が形成され、全面的な露店街が出現するのは15日と16日の夕刻以降に限られる。
ここで多くの旅行者が陥る罠がある。7月21日〜23日に行われる「後祭(あとまつり)の宵山」には、道路を埋め尽くす歩行者天国も巨大な露店群も一切登場しない。かつて後祭の復活に伴い混雑緩和と本来の神事への回帰が図られたためだ。後祭で屋台散策を楽しもうと現地を訪れても、静かな宵山が広がっているだけである点に固く留意したい。
営業時間の詳細も見逃せない。公益財団法人祇園祭山鉾連合会や警察当局の管轄のもと、四条通や烏丸通が歩行者天国となるのは両日とも18時頃から23時頃まで。露店自体は15時〜16時頃から徐々に設営・開店を始めるが、提灯が一斉に点灯し、祭りのボルテージが最高潮に達するのは日没後だ。撤収は23時と厳格に定められており、22時30分を過ぎると各店が一斉に片付けに入るため、実質的な勝負時間は夕方から22時前までとなる。