かつてドラマや映画で時代を彩り、共に一線を走り続けてきた同世代の俳優たちと比較すると、彼のフィジカルの特異性がより浮き彫りになる。例えば、ドラマ『医龍』などで圧倒的な存在感を示し、近年奇跡の復帰を果たしてファンを沸かせた坂口憲二も、公称185cmを誇る屈指の高身長俳優だ。
坂口憲二がワイルドでダイナミックな骨格を前面に出すタイプだとすれば、伊藤英明はワイルドさの中に端正なスーツラインを際立たせる洗練されたシルエットが特徴だ。二人が並んだ映像や過去のショットを見ても、互いに180cmを超える大型俳優としての迫力を保持しつつ、それぞれの個性が光る。同世代にこうした刺激し合えるライバルが存在したことも、彼が常に高いフィジカル意識を保ち続けてきた理由の一つと言えるだろう。