多指症の手術は、指の繊細な解剖学的知識と小児特有の成長を見越した技術が求められる高度な手術です。信頼できる医療機関や医師を見極めるためには、以下の3つの基準をチェックしましょう。
第一に、専門資格の有無です。日本形成外科学会が認定する形成外科専門医、あるいは日本手外科学会が認定する手外科専門医が執刀を担当しているかを確認してください。特に「小児形成外科」を標榜し、子どもの先天異常を日常的に手がけている専門医が理想的です。
第二に、症例実績と連携体制です。年間を通じて多くの手足先天異常の手術を行っている小児総合病院や大学病院は、豊富な知見とノウハウを蓄積しています。また、乳幼児の全身麻酔管理に熟練した小児麻酔専門医が常駐している体制は、手術の安全性を担保する上で極めて重要な要素です。
第三に、長期的な経過観察(アフターフォロー)を行ってくれるかです。子どもの骨や関節は第二次性徴の時期まで成長を続けます。術後すぐの仕上がりだけでなく、成長に伴う軸のズレがないかを学童期以降も定期的にチェックしてくれる病院を選ぶことが安心につながります。