近年の日本列島を襲う夏場の異常高温と、激しさを増すゲリラ豪雨。これらは植物の根系に深刻なダメージを与える。土表面の温度が40度を超えれば、根は呼吸困難に陥り、病原菌への抵抗力を失ってしまう。
ここで威力を発揮するのが、マルチング材としての活用法だ。土の表面に厚さ2〜3cmほど敷き詰めることで、直射日光による土温の上昇を強力に抑制できる。同時に、激しい雨による土の跳ね返りを防ぐため、黒星病や炭そ病といった土壌由来の病気の予防にも絶大な効果を発揮する。
単なる土への混和にとどまらず、「土表面のプロテクター」としてマルチングに使用する手法は、プロの果樹農家やバラ愛好家の間でも定番のテクニックとなりつつある。