まず前提として、「ぽっちゃり」という言葉自体に公式な定義は存在しない。辞書的には「顔や体がふっくらとしていて、肉付きのよい様子」を指すが、それが何キロなのか、BMIがいくつなのかは人によって解釈が異なる。
世界保健機関(WHO)のBMI基準で考えると、男性が「ぽっちゃり」と認識するのはBMI22から25程度の女性であり、女性自身がぽっちゃりと感じるBMI25から28よりも低い傾向にある。つまり、女性が「私はぽっちゃりだ」と自認している体型は、男性の目線では「ちょっと太め」や「肥満寄り」に映っていることが多い。逆に、女性が「普通体型」だと思っている自分の姿を、男性が「ぽっちゃりでかわいい」と評価しているケースも実は非常に多い。
男性が「ぽっちゃり」という言葉を使うとき、それは「丸顔」や「痩せすぎていない体型」などを指すことが多く、女性がイメージするよりも一段階細い体型を念頭に置いていることが多い。この感覚的なズレが、男女の会話に静かな混乱を生み出す。