2020年代に入ってから、日本のエンターテインメント業界全体でZ世代(1990年代後半から2010年代前半生まれ)への注目度が急上昇している。消費行動も情報収集の手段も、それ以前の世代とは根本的に異なる彼女たちは、業界側から見れば新しいマーケットであり、同世代のファンにとっては「自分たちの代表」として感情移入しやすい存在でもある。
糸井ありさのような2003年生まれの新人は、幼少期からスマートフォンとSNSが当たり前の環境で育ってきた「デジタルネイティブ」だ。そのせいか、カメラを向けられたときの自然な立ち振る舞いや、見る者に「作られた感」を与えない空気感が、同世代のファンには刺さりやすい。等身大であることが最大の武器、という時代になっている。