一代で業界の常識を塗り替えた創業者と、その背中を見て育った後継者。青山フラワーマーケットの御曹司・井上道太氏の物語は、まだ序章に過ぎない。話題を呼んだ結婚と離婚を経てもなお、彼は取締役として現場に立ち続けている。それ自体が、この人物の覚悟を静かに語っている。
花は儚い。だからこそ、毎日手元に置きたいと思わせる。その価値観を事業に昇華させた父の哲学を、息子がどう咀嚼し、次の形へと変えていくのか。青山フラワーマーケット御曹司の今後の歩みは、日本のライフスタイルビジネスの行方を占う一つの指標にもなりうる。花の業界を舞台にした、創業家の物語から目が離せない。