SixTONESにおけるリーダー選びのドラマは、ファンの間でも語り継がれる痛快なエピソードです。もともと上下関係を作らないフラットな方針を取っていた彼らがリーダーを決めることになったのは、2026年1月のデビュー直前、『嵐にしやがれ』に出演した際のことでした。嵐の大野智からの「リーダーはじゃんけんで決めた方がいい」という提案を受け、全員で真剣勝負をした結果、髙地優吾が勝ち残って初代リーダーに選出されたのです。
以降、グループでは毎年の恒例行事として初頭にじゃんけん等でリーダーを決めるユニークなリーダー制を採用していますが、実質的にグループ結成初期から現在に至るまで、髙地優吾が果たしてきた役割は極めて不変的です。
組織心理学において提唱される「サーバントリーダーシップ(奉仕型リーダーシップ)」という視点から彼を分析すると、SixTONESの爆発的な躍進を支えたメカニズムが鮮明になります。
ジェシーの大胆な突破力、松村北斗の知的な牽引力、京本大我の圧倒的な歌唱美、森本慎太郎の天真爛漫な野生味、田中樹の鋭利なトーク回し。この強烈無比な5人をまとめようと「俺についてこい」と独裁型リーダーシップを取れば、個性の衝突でグループは自壊しかねません。髙地優吾はあえて「いじられ役」に回り、率先して受け止めるクッションとなることで、メンバー全員が安心して尖った魅力を発揮できる心理的安全性を創出しているのです。