毎年1月上旬、習志野演習場において一般公開される「降下訓練始め」は、第一空挺団の精強さを直接目撃できる一大イベントです。2026年の訓練展示においても、その進化は顕著に現れています。
かつては陸上自衛隊単独の演習が中心でしたが、近年の安全保障環境の急変に伴い、アメリカ陸軍第82空挺師団や第11空挺師団、イギリス陸軍、オーストラリア軍、カナダ軍などの同盟国・同志国の空挺部隊が習志野演習場へ集結。日米英豪などの他国軍用機から多国籍部隊が連続降下する「多国間共同作戦」のデモンストレーションが定着しています。
部隊の装備近代化も急速に進展しています。
- 20式5.56mm小銃の完全配備:高い耐水・防錆性能と拡張性を備えた新小銃への更新が進み、近接戦闘(CQB)用光学照準器とのセット運用が標準化。
- 13式空挺傘(新落下傘):操縦性と安全性を高めた国産パラシュートの運用が完全に成熟し、強風下でのピンポイント降下能力が向上。
- 無人航空機(UAV)・ドローン連携:隊員が降下する直前に小型偵察ドローンを先んじて展開し、着地地点の脅威をリアルタイムでデータリンク共有する次世代型空挺作戦システムの実装。