韓国語で「来る」を表す原形(辞書形)は「오다(オダ)」です。すべての活用の基礎となる語幹は「오」の1文字であり、後ろに続く語尾の母音調和によって姿を変えます。
日常会話で最も頻出する丁寧な表現(ヘヨ体)を作る際、語幹「오」は陽母音であるため「-아요」が結合します。このとき「오 + 아요」が合体(母音縮約)し、「와요(ワヨ / 来ます・来ますよ)」という形に変化します。初心者がやりがちな「오아요」という表記や発音は誤りですので注意が必要です。
一方、ビジネスシーンや公式なスピーチ、ニュース報道などで使われる格式高い丁寧表現(ハムニダ体)では、語幹にパッチムがないため「-ㅂ니다」が接続し、「옵니다(オムニダ / 参ります・来ます)」となります。この際、表記上のパッチム「ㅂ」は鼻音化の影響を受け、発音は「オプニダ」ではなく「オムニダ」となるのが鉄則です。
また、親しい友人や年下に対して使うくだけた表現(パンマル・ため口)では、ヘヨ体から「요」を取った「와(ワ / 来て・来るよ)」を用います。このように、語幹「오」が「와」へと滑らかに変化する母音の縮約ルールさえ掴めば、基本3パターンの使い分けは極めて明快です。