常田と同じく東京藝術大学(声楽科)で学んだ井口理は、King Gnuの「歌」の象徴だ。透明感あふれる美しい美声から、魂を絞り出すようなシャウトまで、その声域と表現力の幅広さは圧巻である。
常田の低音・ダウナーなボーカルと、井口の伸びやかでセンチメンタルなハイトーン。この対極にある2つの声が交錯することで、King Gnu特有の立体的なボーカルワークが生まれる。ライブパフォーマンスにおける圧倒的な歌唱力はもちろん、ラジオ番組や俳優業で見せる親しみやすいキャラクターとのギャップも、多くのファンを惹きつけてやまない魅力の核となっている。