まず気になる社名の読み方ですが、正式には「あしおうじんじゃ」と読みます。全国各地に同名の祠や末社が点在していますが、代表格として広く知られているのが岡山県倉敷市児島に位置する足王神社です。
その歴史は古く、かつて金毘羅参りの宿場町や瀬戸内航路の要所として栄えたこの地で、長旅に挑む旅人や飛脚たちが道中の無事と脚力向上を祈願したことが信仰の始まりと伝えられています。過酷な四国遍路や街道歩きを支える心の拠り所として大切に守り継がれてきました。
時代が移り変わってもその信仰は色褪せることなく、現代では医療関係者やスポーツ関係者からも注目される存在となっています。境内には古くからの民間信仰の温もりと、研ぎ澄まされた神聖な空気が漂っています。