細木数子氏のビジネスにおける中核を担ってきたのが、有限会社オフィス六星である。ベストセラーを連発した書籍の出版権管理、鑑定のスケジュール調整、カレンダーやグッズの展開、そして「六星占術」の商標権管理まで、あらゆる権利と資金の流れがこの会社に集中していた。
巨額のマネーが動く場所には、常にさまざまな思惑がうごめく。数子氏が経営陣や身の回りのスタッフに求めたのは「絶対的な信頼」であり、そこに配置されたのが血縁者たちだった。実弟や身内が表舞台に出ることは滅多になかったが、マネジメントの現場において一族の存在はまさに金城湯池の役割を果たしていた。