採血や点滴の予定がある当日は、事前のちょっとした準備で血管の状態を劇的に改善させることができます。
最も重要でありながら見落とされがちなのが、採血前の水分補給と温め方です。絶食指示がある検査であっても、水やお茶などの水分摂取まで制限されていないケースが一般的です(※主治医の指示要確認)。検査の30〜60分前を目安に、常温の水や白湯をコップ1〜2杯(200〜300ml程度)しっかり飲んでおくことで、血漿量が増加し、血管に適度な張りが生まれます。
また、身体の冷えを徹底的に防ぐことも不可欠です。病院へ向かう際は羽織りものを持参し、待合室では腕や手先を冷やさないようにしましょう。採血の直前には、蒸しタオルや使い捨てカイロで肘の内側から前腕全体を数分間温めると、温熱刺激によって局所の血管拡張が促され、血管がくっきりと浮き上がってきます。腕を心臓より低い位置にだらりと下げ、手のひらをゆっくり握ったり開いたりする「グーパー運動」を行うのも極めて効果的です。