さそり座は「いつ」見える?夏の南空に輝くS字カーブの正体と観測のコツ

さそり座は「いつ」見える?夏の南空に輝くS字カーブの正体と観測のコツ

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さそり座が夏の夜空で目立つ最大の理由は、1等星アンタレスの存在にある。アンタレスは太陽の約700倍もの直径を持つとされる赤色超巨星で、その名はギリシャ語で「火星の対抗者(アンチ・アレス)」を意味する。赤く不気味なほど強い光を放つため、古代の人々は戦いの神マルス(火星)と見間違えたという逸話も残る。

観測の際には、まず夏の大三角(はくちょう座のデネブ、わし座のアルタイル、こと座のベガ)を確認し、そこから南方向へ視線を下ろすのがわかりやすい。夏の大三角が天頂付近に昇る頃、南の地平線近くで赤く明滅する星があれば、それがアンタレスであり、その周囲にさそり座の頭部と尾が広がっている。

アンタレスは変光星でもあり、約4.7年の周期で明るさがゆっくり変化することが知られている。肉眼での変化は微かだが、天体観測の対象としては「生きた星」として人気が高い。2026年は前回の極小期から3年ほど経過するため、比較的明るい状態で観測できると期待される。

鈴木 陽菜
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鈴木 陽菜

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