高熱が出た際、多くの人が「インフルエンザやコロナにかかったのではないか」と不安になり、熱が出た直後に検査を希望します。しかし、病院受診のタイミングとして「発熱直後」は必ずしもベストではありません。
2026年最新発熱診療ガイドラインおよび臨床現場の知見に基づくと、一般的な迅速抗原検査キットは、体内のウイルス量が一定以上に増殖していなければ正確に陽性反応を示しません。発熱から数時間しか経過していない段階で受診すると、実際には感染していても「陰性」と判定される「偽陰性」のリスクが極めて高くなります。
【感染症ごとの受診・検査推奨タイミング】
・インフルエンザ検査タイミング:発熱後12時間〜24時間経過後が最も高精度。抗インフルエンザ薬の効果を最大限に引き出すためには、発熱から48時間以内の投与開始が求められます。
・コロナ検査何時間後が適切か:発熱や強い咽頭痛の出現から12〜24時間程度あけての検査が推奨されます。症状出現直後よりも、翌日以降に受診したほうが確定診断の信頼性が大幅に向上します。
朝起きて発熱に気づいた場合はその日の夕方、夕方から夜にかけて発熱した場合は翌朝の受診が、検査の精度と体への負担の両面から最も合理的です。