時計の針を2026年夏に戻そう。明治が公式X(旧Twitter)に投稿した「架空の面白雑貨」シリーズ。プロダクトデザイナーのミクロマン(ミチル)氏による、あの一枚のデザイン案がすべての発端だった。タイムラインは瞬く間に歓声で埋め尽くされ、「絶対に買いたい」「商品化してほしい」という熱烈なオファーが殺到。メーカー側もその熱量を正面から受け止め、異例のスピード感で製品化プロジェクトが始動した。
しかし、製造への道のりは平坦ではなかった。あの特徴的な山型フォルムを人間の耳の形状(コンチャ部)にフィッティングさせつつ、アンテナやバッテリー、マイク構造を収めるのは至難の業。開発陣はミリ単位の試作を何度も繰り返し、ついに本物のパッケージそっくりのケースに納められた製品を完成させたのだ。