那須川天心選手の出身地は千葉県松戸市です。緑豊かな住宅街が広がる松戸市常盤平・栗ケ沢エリアで、4人きょうだいの長男として生まれ育ちました。
家族構成は、父・弘幸(ひろゆき)さん、母・由美子(ゆみこ)さん、天心選手、妹の梨々(りり)さん、妹の寧々(ねね)さん、そして弟の龍心(りゅうしん)さんの6人家族です。格闘技ファンには広く知られている通り、妹の那須川梨々選手、弟の那須川龍心選手もプロの格闘家として第一線で活躍する屈指の格闘ファミリーです。
幼少期の天心選手は、最初から格闘技に対して前向きだったわけではありませんでした。5歳の頃、礼儀作法を身につけさせることと、内気で少し弱虫だった性格を叩き直すことを目的に、父・弘幸氏の手によって極真空手の道場へ入門させられたのがすべての始まりでした。入門初日の組手で同年代の子供に叩きのめされ、大泣きして逃げ帰ろうとしたエピソードは、本人の自著やテレビ特番のインタビューでも度々語られています。
しかし、そこで妥協を許さなかったのが父・弘幸氏でした。自宅の庭やガレージを即席のトレーニング場へ改造し、毎日学校から帰ると何百発もの蹴りや突きを叩き込む猛特訓がスタート。泣き叫びながらも拳を握り直す日々が、後に誰も捉えられない「神童のステップと眼」を磨き上げることになります。