もし凶を引いてしまった場合、必要以上に落ち込む必要はありません。古来よりおみくじにおける凶は「吉に転じるための指針」と捉えられています。具体的な対処法と、多くの人が気になる「引き直し」の作法を整理しました。
まず実践したいのが、書かれている漢詩と訓戒(アドバイス)を熟読することです。おみくじの本質は「吉凶のランク」ではなく、「願望」「健康」「商売」「学問」などの項目に書かれた具体的な戒めです。「言葉を慎め」「今は動くべからず」といった助言を素直に受け止め、日々の行動を見直す契機にすることが最善の対処法となります。
また、「凶が出たからもう一度引き直したい」と考える方も少なくありません。寺社におけるおみくじの引き直しは絶対に禁止されているわけではありませんが、直後に意図的に引き直す行為は推奨されません。
おみくじは仏様からのメッセージであるため、都合の良い結果が出るまで引き直すのは、助言を軽視することにつながります。どうしても引き直したい場合は、一度本堂でしっかりと祈願を捧げ直し、日を改めてから引くのが作法として誠実です。