メディアで輝かしい経歴が語られる一方で、なぜネット上では「怪しい」「新興宗教ではないか」という不穏な検索キーワードが定着しているのでしょうか。取材班が分析した結果、主に3つの構造的な要因が浮かび上がってきました。
第1の要因は、「ヒマラヤ秘教の師弟関係」という独特のカルチャーと日本社会の常識とのギャップです。インドの伝統的な霊的修行において、師匠(グル)に対する絶対的な献身や帰依(サレンダー)は悟りへの必須プロセスとされます。しかし、オウム真理教事件以降、カルト問題に対して極めて警戒心の強い日本の土壌において、純白の衣装を身にまとい「大聖者」として弟子たちから拝礼される姿は、客観的に見て「新興宗教の教祖」と酷似して映ってしまいます。
第2の要因は、法人格と活動実態の解離にあります。相川圭子の活動母体は宗教法人ではなく、一般社団法人やNPO法人として登記されています。法的な宗教団体ではないにもかかわらず、伝授される瞑想技法が「カルマの浄化」「高次元のエネルギー授与」「マントラ(真言)の拝受」といった極めて宗教的・スピリチュアルな教理を含んでいるため、外部の人間からは「実質的な宗教団体であることを隠しているのではないか」と邪推される温床となっています。
第3の要因は、教えやプログラム内容のクローズド性(情報の非公開性)です。サイエンス・オブ・エンライトメントでは、高次元の秘法伝授(ディクシャ)を受ける際、その内容を口外しないという厳格な誓約が求められます。この「修行の神聖さを守るための秘密保持」が、ネット社会においては「内部で何が行われているか分からない不透明さ」として受け止められ、不安や疑念を増幅させているのです。