立正佼成会は、単なる一教団の枠を超えて日本における諸宗教間の対話を牽引してきた。その代表例が、新日本宗教団体連合会(新宗連)における中心的な活動だ。教祖時代から続く世界宗教者平和会議(WCRP)への貢献や、宗教の壁を越えた平和運動、環境保護活動への参画は、同会のアイデンティティとなっている。
地域社会における教団の姿も変わりつつある。かつてのような個別訪問や大規模な集会に代わり、ボランティア活動や地域密着型のフードバンク支援、災害復興ボランティアなど、社会貢献を通じた開かれた活動が主流となった。かつての「信者数を伸ばすための社会活動」から、「社会課題の解決そのものを目的とする活動」へのシフトが進んでおり、数値には表れにくい新しい形の社会的信頼を獲得しようとしている。