HDS-R(Hasegawa's Dementia Scale-Revised)は、精神科医の長谷川和夫氏らが1974年に開発した簡易知能評価スケールを、1991年に改訂した検査法です。日本の医療・介護現場における認知症スクリーニング検査のデファクトスタンダードとして定着しています。
最大の特徴は、鉛筆や紙などの道具をほとんど必要とせず、検者と受検者の口頭のやり取りを中心に約5〜10分程度で完了する点にあります。受検者への身体的・心理的負担が少なく、身体が不自由な高齢者やベッド上で安静が必要な入院患者に対しても柔軟に実施できます。