病気になってから治すのではなく、病気を未然に防ぐ。宇都宮記念病院が注力する予防医療センターでは、最新のAI画像診断支援システムが導入されている。人間ドックで撮影された膨大な画像データから、人間の目では見落としがちな微小な病変や、将来的な疾患リスクをAIが瞬時に検出する。
もちろん、最終的な診断を下すのは熟練の医師だ。AIの「客観的な眼」と医師の「総合的な経験」が融合することで、診断の精度は飛躍的に向上した。受診者に対しては、単に数値を伝えるだけでなく、管理栄養士や理学療法士が具体的な生活習慣の改善案を提案する。地域住民が健康で長く暮らすための伴走者としての役割が、ここにある。